カテゴリ: 子どもの病気

どうも、ピン今川(@PImagawa)です。

季節が変わってきました。みなさん最近体調はいかがですか?

さて、今日はこんな話題。

ぎょう虫検査と座高測定の廃止について

[box class="red_box" title="ぎょう虫検査と座高測定"]文部科学省は、同省令の学校保健安全法施行規則を改正し、学校での健康診断の項目から座高測定とぎょう虫検査を外した。
これに伴い、半世紀以上続いてきた座高測定も寄生虫卵検査も2015年度限りで廃止した。[/box]

と、廃止されたわけなんですが、なんで廃止されたかというと、

座高測定の廃止

座高測定は戦時体制下の1937年、「胴長は健康」と考えられて始まった。徴兵の際の身体検査が学校に影響したとみられる。戦後も小中学校や高校などで続けられてきたが、以前から「測定に意味がない」「結果が活用されていない」など、関係者の間で実施を疑問視する声が出ていたため、廃止に至りました。

って、「胴長は健康」って、どんな考え方やねん!と思いますが、まぁ、そんな時代もあり、昭和生まれの僕も、どちらかと言えば「胴長は健康」の部類に入る足の長さを誇っています!

検査の時は、少しでも足が長く測定されるよう、お尻をスライドして、座高が低くなるようがんばりましたが、結局、足長男子にはなれず、「お前の座高○○センチもあるやんけ!」とおちょくられた記憶が走馬灯のように蘇ります。

その、役に立ったか立たないかかの座高測定も、廃止されました。

保育所では、座高検査は行ないません。いや、行ってるところもあるのかな?
でも、保育所ができた当時(30~40年くらい前)から、座高測定っている~?って、疑問に思っている人が多かったので、うちの保育所には導入されなかったんだと思います。

ぎょう虫検査について

一方、寄生虫卵検査は1958年に始まりました。小学3年生以下に義務付けられ、肛門にセロハンテープを貼ってぎょう虫の卵の有無を調べる「ぎょう虫検査」を実施している学校が多かったんですが、下水道の整備や化学肥料の普及で、子どもの寄生虫感染率は激減し、最近10年間の検出率は1%以下で推移していました。

そんな検出率で検査自体いるか?と論議になり、廃止に至りました。

で、ぎょう虫検査なんですが、「ぎょう虫検査ってまだあったの?昭和やで~!」って方も多い思います。
でも、現実として、平成に入ってからもあったし、なくなったのは数年前です。

でもでも、僕この仕事15年以上してるけど、保育所で15年で1人しか出たことないんですけど!!

僕の勤めてる保育園には、系列園が4園あります。で、15年で僕の園の1人なので、400人(全園児合わせると)×15年=延べ6,000人で1人です。確率でいうと、0.00016%ですね!

そうは言っても、僕が子どもの頃には、年齢別では幼稚園や小学校の子ども(5~10歳)に5~10%の高い寄生率がみられ、この子ども達の両親の年齢層である30~40歳にも第二のピークがみられていました。

ぎょう虫に感染するメカニズム

ぎょう虫に感染するメカニズムなんですが、ぎょう虫はヒト固有の寄生虫で、成虫は盲腸や虫垂に寄生しています。
メスはおなかの中に卵がいっぱいになると、人が眠った後、肛門から出て肛門周囲に約10,000個の卵を産みます。
産卵の終わったメスは死んでしまいますが、卵は発育が非常に早く、産卵後2~3時間で内部に幼虫が形成され感染力を持つようになります。

メスが肛門から出て、その周囲に産卵するときにかゆみがあるため、かくと虫卵が手について、それが口に入って感染します。
また、虫卵は下着やシーツなどの寝具についたり、床に落ちたりしたものがチリやホコリと一緒に鼻や口から入ってきます。

そのために家族内や集団生活の場での感染がおこりやすいのです。
書いてて怖いですね......。

ぎょう虫の検査は、虫卵が肛門外に産みつけられるため検便では虫卵を見つけることができません。セロハンテープ肛囲検査法により、肛門の周囲についた虫卵をセロテープにはりつけて顕微鏡で調べます。
ま、いわゆるこんな感じの検査用紙ですね!

[colwrap]
[col2][/col2]
[col2]ぎょう虫シート[/col2]
[/colwrap]

検査方法は、昔懐かしいこんな感じです!

ぎょう虫検査方法

現在、ぎょう虫の治療にはコンバントリン(成分名:パモ酸ピランテル)っていう薬が一般的に使われます。
1回飲めば90%以上の人が陰性になり、副作用もほとんどありません。
しかし、1人だけを駆虫したのでは不十分です。家族ぐるみ検査をして感染している人の一斉駆虫をしなければ、再感染する可能性が高いのです。

が、下水道の整備や化学肥料の普及で、子どもの寄生虫感染率は激減し、先ほども書きましたが、最近10年間の検出率は1%以下で推移していたそうで、やはり、うちの保育園と同様、確率は超低いようです。

なので、この歴史あるぎょう虫卵検査も、2015年度限りで廃止されました。

学校保健安全法で決められていることなので、学校だけ、幼稚園だけと思われるかも知れませんが、保育所の保健関係は、学校保健安全法に準拠していることが多いので、うちの園でも、2015年に廃止となりました。

僕の遠い昔の記憶とまとめ

実は、僕はその昔、ぎょう虫検査で引っかかったことがあります。
いや、正確には、ウ○コにぎょう虫が混じってたんですね~!!
あの恐怖は今でも忘れられません......。

白い虫さんが『こんにちは~!』って、僕に挨拶したんですよ!
当時5歳だったんですが、今でも鮮明に「おかあさ~~~~~~~~~ん!!!!!」って叫んだのを覚えてます......。

ま、何が原因かっていえば、『僕、砂食べれるねんで~!』と、友達に、自慢げに砂を食べて見せたのが原因なんですが未だにトラウマになっとります......。

今は砂を食べる子も少なくなったのか(きっと今も昔も僕ぐらいでしょうね)ぎょう虫検査も、廃止されたわけですが、まぁ、発症しないように、くれぐれも、爪をかんだり、砂を食べたりしないよう、子どもたちに啓発していくのが、過去に失敗した自分の責任と思っとります。

では。

どうも、ピン今川(@PImagawa)です。

今日は、保育してる上で、ほぼ避けては通れない問題についてお話させていただきたいと思います。

保育所・保育園における食物アレルギーの対応について


食物アレルギーとは

食物の摂取によりアレルギー症状が出現する場合を食物アレルギーといいます。

アレルギー反応により口唇、口腔粘膜の接触皮膚炎様の症状から気管支喘息、蕁麻疹、胃腸障害を引き起こすものまでいろいろ見られます。
時にはアナフィラキシーショック(血圧低下、顔面蒼白、呼吸困難、意識混濁など生命にかかわる急激な全身の反応)を起こすこともあります。

アナフィラキシーショックについては、下に追記しています。

で、原因となる食物ですが、卵、牛乳、大豆が食物アレルギーの代表ですが、小麦、米を含めて五大食物アレルゲンと呼ばれています。

その他には、ソバや、かに、えび、たこ、いかなどの魚介類、キウイフルーツ、バナナ、柑橘類などの果物、ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類が食物アレルギーを起こす可能性があります。

なお、ソバ、ピーナッツはアナフィラキシーショックを起こす可能性が高い食品です。

子どもと大人では原因となる食品に違いがあり、子どもでは卵、牛乳、乳製品、小麦、甲殻類、魚介類が多く、大人では卵、牛乳が少なく、甲殻類、魚介類、果実が多いです。

また、卵や牛乳の成分から作られている薬剤もアレルギーを起こしやすいと言われています。

で、食物アレルギーの場合、一番多くとられる対策が、『原因食物の除去』です。
原因が確定した場合は、その食物を含むすべての食品を完全に除去する事が必要になります。

ただし、食物除去はかなりの労力を必要とします。
実際うちの保育所でも除去食を行っていますが、給食調理員は毎日ものすごく神経を使いながら調理にあたっています。

また栄養のバランスを欠きやすいので、必要以上の食物除去は行なわない。そして保育所の場合は代替食品などを利用し、栄養を補っています。

しかし、本当に僕が子どもの頃なんかに比べると、食物アレルギーを持ったお子さんが多いな~という印象を受けます。

よく言われるのが、科学物質の存在(インスタント食品の採りすぎ)なんですが、このあたりは研究段階で、いろいろ論議が分かれるようです。

数年前、こんな痛ましい事故があったことを覚えておられるでしょうか?

担任がチーズ入り給食を渡す アレルギーの女児死亡問題

[box class="red_box" title="その問題とは"]東京の小学校で数年前、チーズなど乳製品にアレルギーがある5年生の女児が給食を食べた後に死亡した問題で、担任の男性教諭が誤ってチーズ入りの食品を女児に渡していたことが、市の教育委員会への取材で分かった。

市教委によると、当日の給食の献立はチーズを含んだ韓国風お好み焼きのチヂミだった。

学校や担任は女児のアレルギーを把握しており、女児にはチーズを抜いたチヂミを提供したが、女児がおかわりを希望した際、担任が間違ってチーズ入りのチヂミを渡してしまった。[/box]

と、本当にあってはいけない事故だと思いました。と、同時に他人事ではないな、とも思いました。

僕の勤める保育所でも、実際にアナフィラキシーショックを起こして、病院に搬送した事例があります。

この、亡くなった女の子の場合は小学校だから自衛手段があったと言われる方もいますが、確かに、自衛はできたかも知れません。
しかし、事故が起こった場合、責任を取るのは、当然大人です。それは小学生でも保育園児でも変わりません。

アナフィラキシーショックについて

食物アレルギーの症状のなかで、最も気をつけなければならないのがアナフィラキシーショックです。
短時間で急激に悪化するため、ときに生命を脅かします。

アナフィラキシーショックとしては、下のような症状が起こってきます。

[aside type="boader"]アナフィラキシーショックの症状
・顔色が真っ青になる
・冷や汗が出る
・ぐったりする
・脈拍が弱く、速くなる
・呼吸が浅く、速くなる
・不安、興奮、無関心などの意識状態の異常が現れる
[/aside]

起こった場合の対応としては、速やかに医療機関を受診します。
恐らく救急車を利用することになると思います。

迷うぐらいなら救急車を呼んでください。
僕も保育所で救急車を呼んだことがあります。

[aside type="boader"]受診までの対応
・仰向けに寝かせ、足を少し高くして血液の循環を助ける
・吐いたもので喉がつまらないように、顔を横に向ける
・毛布などで包み、体を温かくする
・アドレナリンの自己注射(エピペン)を打つ
[/aside]

こんな感じになると思います。



自己注射(エピペン)に関しては、預かる・預からないが保育所によって対応がまちまちですが、今は、僕が勤める保育所では、ガイドラインを作成して、預かる体制を整えており、実際に預かっています。

アレルギー食(除去食)の提供

先ほども触れましたが、やはり、保育所でも、除去食を提供しています。アレルギーのお子さんも大変ですが、調理員もまた大変で、



これ、アレルギー食の専用献立表なんですが、こういうのが、日に2~3種類(普通の献立を含め)の給食を作ることが必要とされています。

事故を起こさないように、保育士も、調理員も、もちろん看護師の僕も、給食の時、特に除去食があるときは、気を張って仕事しています!

保育所で誤食事故が起きたため、アレルギー対策として卵と乳製品排除

これも昔あった事例です。

[box class="red_box" title="卵と乳製品の使用をやめることを決めた事例"]北海道某市は、市内の全保育所の給食で、卵と乳製品の使用をやめることを決めた。
食物アレルギーのある園児に原因となる食材を誤って提供する事故が2件相次いだことに伴う措置で、市は「人為ミスを防げない以上やむを得ない」としている。

ただ、一律に給食から除く対応は異例で、疑問の声もあがっている。

最初の事故は市立保育所で、小麦アレルギーの男児に小麦粉を使ったシチューを提供。
約1時間後、せきや手が赤くなるなどの症状が出て一時入院した。

給食は市保育課の管理栄養士が作成した献立を基に、各保育所内で委託業者の調理員が作る。
食物アレルギーの園児には原因食材を抜いた献立(除去食)を用意することになっているが、このときは小麦粉不使用のシチューを作り忘れた。さらに給食のお盆には原因食材(小麦)を書いた札が張られていたが、確認しなかった。

事故後、市は

1.前日に除去食が必要な子供の名前と除去食材を表にする
2.当日朝に全調理員で表を確認
3.給食をお盆に載せる際に複数の調理員で確認

など新たな対策を決めた。

ところが、次の月には同じ保育所で卵アレルギーの園児4人に、卵を原料に含むハムが入ったおやきを提供し3人が食べていたことが発覚。
卵が微量で症状は出なかったという。
だが、前日に作成した除去食対象者の表を確認せず「ハムを抜いたおやき」を作り忘れたうえ、全調理員による調理後の確認もしていなかった。

給食の食物アレルギーをめぐっては、東京で起こった前述の事故も起きていることから、市は市立2カ所、民間7カ所の全保育所で卵と乳製品を使わないことを決めた。

市保健福祉部の部長は「確認作業の徹底だけでは再発の可能性がある。子どもの命を守ることを最優先に、あらゆる対応をしたい」と話す。[/box]

とのことです。

まず、思うことは、間違えたから全部抜くの?とのことです。

確かに、保育所のアレルギーガイドラインには、全か無か(例えば、卵がダメな子がいたら、アレルギーを細かく分別しないで、卵を全部抜いたりする)を書かれていますが、それは、アレルギーを持ったお子さんに対する話であって、アレルギーを持っていない普通の給食を提供できるお子さんに対しては、なぜ関係のないその子たちの分まで抜くの?みたいな感覚があります。

で、市保健福祉の部長さんは「確認作業の徹底だけでは再発の可能性がある。子どもの命を守ることを最優先に、あらゆる対応をしたい」と話しておられますが……。

いやいや、他にできることあるでしょ?

人為的ミスが防げないという「言い訳」をしていますが、完全に確認不足だと思います。
いろいろ徹底しましょうよ。

保育所・保育園で誤食を防ぐには

僕が働いている保育所では、

1.栄養士が献立を立てる
2.栄養士と調理員と担任と看護師(僕です)が集まり、個別に献立表を見てチェックを行う
3.保護者に献立表(個別チェックしたもの)を渡し、確認してもらう
4.朝、朝礼にて職員全員で献立表を確認する
5.調理員が給食を作る際の確認
6.給食を取りに来た職員と調理員が声を掛けながら確認
7.給食を配膳する際、再度献立表を確認する


と、これぐらい、確認をしています。
もちろん、必ず声を掛ける、わからないことはその場で必ず聞くというのも徹底しています。

配膳の際のトレーも、アレルギー食の子は色が全く違います。(通常食:黄色 アレルギー食:ピンク)
コップの色も替え、間違いのないようにしています。

と、これぐらいの確認をしていても、誤食がないとは言い切れません。

しかし、上記某市の自治体では、ここまでの確認をしたのでしょうか?

安易にアレルゲンを抜くことはできますが、その前にできることがきっとあるはずです。

うちの保育所で、同じようにアレルギーのない子にも、卵も牛乳も小麦も大豆も入っていない給食を提供しようものなら、絶対に、絶対に、保護者の方々から反発が出ると思います。

安全第一はわかりますが、保証しなければならない栄養源を抜いてしまうのは、いかがなものかと、本当に思います。

各々考え方は様々ですが、あくまでも、僕も考え方ですので、アレルゲン抜き大歓迎という方も、もちろんいると思います。その考え方も、給食を提供する側からすれば、まぁ、大事故は防げるかなという思いはあると思います。

しかしながら、本当に給食を提供する側が努力をした結果そうなったのか?それとも、努力をしないでそうなったのかでは大きな違いがあると、僕は思います。

おわりに

今のご時世、アレルギー食の提供がなくなること(食物アレルギーを持った子どもがゼロになること)はないと思います。
だからこそ、僕らのような、保育所で給食を提供する側の人間は、間違いを起こさないよう、気を引き締めて仕事しなければならないと思います。

給食

でも、しんどいことばかりではなく、除去食を続けて、除去食解除(もうアレルギー食を提供しなくてもいい状態)になって、その子がアレルギー物質(卵がダメな子なら卵とか)の入った、今までダメだった食品を食べるのを見ていると、嬉しく思ったりすることも多々あります。

みんな元気に過ごせるよう、僕がんばります!

では。

どうも、ピン今川(@PImagawa)です。

今回、風疹のことについて、保育所看護師らしく書こうかなと思うのですが、前半戦、難しい言葉がでてきますが、最後のまとめで思いっきり簡単にまとめていますので、めんどくさいな~と思われる方は、読み飛ばしてください♪

風疹の流行

さて、今世間を賑わせているタイムリーな感染症、『風疹』ですが、まぁ、いわゆる三日はしかと呼ばれるやつですが、風疹(三日ばしか)ってどんな病気かって言うのを書いていきたいと思います。

風疹って?

まず、風疹は、発疹、リンパ節腫脹(しゅちょう)、発熱を3つの主要な徴候とする急性ウイルス性疾患です。

妊婦がかかると胎児に感染することがあり、子どもに奇形を生じた場合には先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)と呼ばれます。

これが、風疹の一番恐れられているところですね。

で、原因なんですが、風疹ウイルスの飛沫感染により発病し、好発年齢は5~15歳ですが、成人になってからかかることもあります。

風疹の流行時期

3~10年の間隔で流行し、春から初夏によくみられます。1999年以降、流行はなくなり季節性もなくなってきました。不顕性(ふけんせい)感染(感染しても発病しない)の割合が高く、25~50%程度といわれています。一度自然にかかれば一生免疫が続くと考えられています。

風疹の症状

症状の現れ方ですが、潜伏期は14~21日(16~18日間が多い)です。初発症状は発疹で、その性状は桃紅色の小斑状丘疹(しょうはんじょうきゅうしん)のものが多く、融合することは少ないようです。初めは顔面に現れ、すみやかに全身に広がります。皮がむけたり色素沈着を残したりすることはなく、3~5日で消えます。熱はあまり高くなることはなく、発疹とともに現れて2~3日で解熱します。

風疹ではリンパ節がはれるのが有名ですが、とくに耳介(じかい)後部や頸部(けいぶ)に目立ちます。リンパ節のはれは発疹の前から認められ、発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがあります。

合併症としては関節炎があり、発疹が消えてから発生し、小児より成人、しかも女性に多いといわれています。脳炎(のうえん)になることもあり、その発生頻度は6000人に1人といわれています。そのほか紫斑病(しはんびょう)を合併することもあります。


ここまで書いてみて

ここまで書いてて、難しいな~と思いながら書いていますが、がんばってご一読いただければ嬉しいです♪

治療、予防の方法なんですが、残念ながら風疹ウイルスに効く薬はありません。症状に応じた対症療法になります。予防には風疹生ワクチンを用い、予防接種法の定期接種第一類として1歳以降に接種を受けます。

現在、風疹ワクチンは麻疹・風疹混合(MR)ワクチンとして接種、第1期(1歳児)と第2期(小学校入学前年度の1年間にあたる子)に計2回接種します。これは1回の接種では免疫が長く続かないため、2回目を接種し免疫を強め、成人になってから麻疹や風疹にかからないようにするためです。

風疹かな?と思ったら

風疹(三日ばしか)に気づいたらどうするか?保育園で見つけた場合にはお迎えが来るまで保健室ですが、保育園を休む必要があります。発疹がなくなることが登園、登校の目安になります。

で、現在の風疹の状況ですが、流行が続いている状態です。免疫のない世代が大人になったことが原因とみられ、患者の8割は男性です。感染してもほとんどの人の症状はたいしたことないんですがが、先ほども書いたように、妊娠初期の女性が感染すると胎児に障害が出ることが稀ではありません。

風疹の予防接種

特に、これからの季節はもっと感染が拡大する時期だけに専門家は予防接種を受けていない人たちに接種を呼び掛けています。

やはり風疹の流行で問題になるのは、免疫を十分に持たない妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに白内障や難聴、心疾患、発育障害など「先天性風疹症候群(CRS)」と呼ばれる障害が生ずる可能性があるためです。

風疹は春から夏にかけて流行することが多く、昨年は夏以降も患者が増え続け、今年は今も流行が収まっていないという状態で、さらなる流行の広がりが懸念されます。

風疹ウイルスは、感染者のせきや会話したときに飛び散る微少の飛沫(ひまつ)(つば)に含まれます。

感染を防ぐには風疹ワクチンの接種しかなく、30~50代でワクチン接種歴が不明の場合はまず受けておいた方がいいと思います。ただ、妊娠中は風疹のワクチン接種は当然ですが受けることができません。

妊娠初期でワクチン接種歴が不明の場合、家族など周囲の人がワクチンを接種しておくといいと思います。先天性風疹症候群の危険は妊娠3~4カ月ぐらいまでで、中期以降の人はまず心配ないと言われています。

最近は風疹の抗体検査をしてくれる病院も増えています。ただ、ワクチン接種にあたって検査は必須ではなく、免疫のある人が風疹ワクチンを受けても副反応・過剰反応などの問題がないことが分かっているので、自分が予防接種を受けたかどうか分からない場合、そのままワクチン接種しても大丈夫との見解が出ています。

まとめ

長々と書きましたが、風疹をまとめるとざっとこんな感じです。

保育園に通ってるときにMRワクチンを受ける機会が巡ってきます。将来のためにも、この機会を逃さないように接種されることをお勧めします!

あと、30歳から50歳(僕も含む)の男性(おっさん)は、免疫がない(そもそも予防接種をうけていない or 風疹にかかっていなし)可能性が非常に高いです!
今からでも遅くありませんので、これから妊娠を考えれいる奥さんがいるご家庭は特に!免疫があるか調べて、なければ注射をぶち込んできてください♪

では。

どうも、ピン今川(@PImagawa)です。

さて、今日家に帰ってくると、夕方のニュースが流れていました。その中で、胎児に影響する感染症として「トキソプラズマ感染症」というのをやっていました。

今日は、胎児に影響してしまう感染症、トキソプラズマについて書いていきたいと思います。

トキソプラズマって聞いたことありますか?マイコプラズマなら何となく聞いたことがあると思いますが、トキソプラズマとマイコプラズマは全然違います。

マイコプラズマは肺炎なんかを引き起こす、細菌より小さく、ウイルスより大きいやつなんですが、トキソプラズマは、単細胞の原虫です。世界中でみられます。人に寄生して、トキソプラズマ症という感染症を起こします。

アメリカでは、6000万人以上が感染していますが、ごくわずかの人でしか症状は見られません。それは、免疫の働きが、通常、病気を起こさないように、トキソプラズマを抑え込んでいるからです。

トキソプラズマによる感染は、寒くて山が多い地域よりも、暖かくて高度が低い地域で、より多く見られます。フランスでは、トキソプラズマに感染している人の率が85%と高いですが、これは、フランスでは生の肉や加熱が不十分な肉を食べる傾向が高いことと関係しているようです。
また、中央アメリカでトキソプラズマに感染している人の率が高いのは、野良猫が多く、トキソプラズマ(オーシスト)の生存に適した気候であることによるそうです。

で、トキソプラズマがどんな病気かというと、免疫に異常がなければ、トキソプラズマに感染しても、一般に何の症状もありません。
しかし、感染したときに、10~20%の人で、リンバ節が腫れたり、インフルエンザのような症状が出たりします。筋肉痛が、2、3日から数週間続くこともあります。

潜伏期については、症状がないか軽い場合が多いことから、はっきりしない場合が多いです。但し、症状が出る場合には、ネコの糞の中のトキソプラズマのオーシストを摂取した場合には、5~10日、他の動物の筋肉内のトキソプラズマのシストを摂取した場合には、10日から数週間が最短の日数とされています。

で、今日一番書きたかった、先天性のトキソプラズマ症は、妊娠の数ヶ月前あるいは妊娠中に初めてトキソプラズマに母親が感染する結果起こります。

妊娠前の6ヶ月以上前では、母親がトキソプラズマに感染しても、胎児への影響はないようです。母親が感染した時期によって先天性トキソプラズマ症の発生率と重症度は違います。
妊娠初期の場合、胎児の感染は少ないが重症であり、流産となる場合もあります。妊娠後期の場合、胎児の感染は多いが、軽症の場合が多いです。脳症、痙攣、水頭症、頭蓋内石灰化や網脈絡膜炎や黄疸、肝臓・脾臓の腫れ等が見られる場合があります。

母親を治療することによって、先天性のトキソプラズマ症の発生を減らせるので、正確で敏速な診断が大変に重要です。先天性トキソプラズマ症を治療しなかった場合には、誕生時に何の症状も示さなくても、成長とともに先天性トキソプラズマ症の徴候がはっきりして来ることがあります。発育不全、精神発達遅滞となる場合もあります。

眼トキソプラズマ症は、眼の網脈絡膜炎の主要な原因の一つです。通常、先天性のトキソプラズマの感染によるものです。眼の眼底部分の網脈絡膜上にトキソプラズマ(シスト)が寄生する結果、網脈絡膜が剥がれ、網脈絡膜の萎縮と色素沈着を起こします。その結果、視野の異常や視力障害となります。眼の病変だけの場合、学童期まで気づかれない場合もあります。

一般に、症状がなく健康体であれば、トキソプラズマに感染していても、治療は必要ありません。妊娠中の女性あるいは、免疫機能が低下している人等には、治療が必要な場合、薬での治療となります。

トキソプラズマ症の病原体は、その名の通りトキソプラズマです。
トキソプラズマは、ヒトを含む温血動物に広く感染します。ネコ科の動物は、トキソプラズマが有性で増殖する唯一の宿主として知られていて、トキソプラズマ症の主要な感染源と考えられます。

ネコ自身は、トキソプラズマに感染した動物の肉(エサの生肉あるいはネズミ)を生で食べることによって、トキソプラズマに感染することが多いと考えられます。他の動物の筋肉内のトキソプラズマのシスト、あるいはネコの糞の中のトキソプラズマのオーシストがネコの口の中に入ります。

トキソプラズマは、ネコの小腸の上皮細胞を侵し、増殖し、オーシストを形成します。トキソプラズマのオーシストは糞とともに排出されます。
できたてのオーシストは、感染する力をもっていませんが、1~5日で成熟して感染する力を持つようになります。ネコは初めてトキソプラズマに感染した後1~3週間の間だけオーシストを排出するのですが、その間に排出されるオーシストの数は大量です。
オーシストは、体外の環境下で、数ヶ月生きつづけます。オーシストは、抗菌剤や冷凍や乾燥に強いです。しかし、オーシストは、70度で10分間加熱で死滅します。

ネコが初めてトキソプラズマに感染しても、はっきりした症状が出ない場合が大部分です。
ただし、ネコ免疫不全ウイルスによるネコのエイズ等のために免疫機能が低下し中枢神経系・眼・消化器等の異常や流産・死産がネコのトキソプラズマ症として出現することがあります。

他の動物の筋肉内のトキソプラズマのシスト、あるいはネコの糞の中のトキソプラズマのオーシストが口の中に入ることによって、ヒトを含めていろいろな動物がトキソプラズマに感染しますが、感染した動物の組織内でトキソプラズマはシストを形成します。

これらのシストは、骨格筋、心筋、脳などに通常存在し、宿主の生涯を通じて留まります。生肉の中には、トキソプラズマの生きているシストが含まれている可能性があるのです。ただし、肉を十分に加熱すればトキソプラズマのシストは死滅します。

予防のために、トキソプラズマ症では、通常大部分で症状が見られないか見られても軽微なこと、および通常では免疫のはたらきが体の中に残ったトキソプラズマを抑え込んでしまうことから、大部分の人は、トキソプラズマについてそれほど心配することはありません。しかし、免疫の働きが弱まっている人、妊娠している人あるいは妊娠しようとしている人では、トキソプラズマ症を防ぐためにしっかりと注意することが必要です。

免疫の働きが弱まっている人は、トキソプラズマの血液検査を受けましょう。トキソプラズマが陽性であれば、体内のトキソプラズマの再活性化によるトキソプラズマ症を防ぐための薬の必要性の検討を要する場合もあります。トキソプラズマが陰性であれば、トキソプラズマに感染するのを防ぐためにしっかりした注意が必要です。

妊娠しようと考えているひとは、トキソプラズマの血液検査を受けましょう。トキソプラズマが陽性であれば、胎児が感染して先天性トキソプラズマ症を起こす心配はありません。トキソプラズマが陰性であれば、トキソプラズマに感染するのを防ぐためにしっかりした注意が必要です。

すでに妊娠している人は、産婦人科の主治医に相談しましょう。

ガーデニングや土・砂に触れるようなときには、手袋を着けましょう。ネコはしばしば庭や砂場をトイレとしてしまうことがあり、ネコの糞の中にトキソプラズマのオーシストが出て来る可能性があるので、土・砂には注意する必要があるのです。土・砂に触れた後は、水とセッケンでよく手を洗い流しましょう。食事や料理の前には特に注意する必要があります。

生肉を扱うのは、妊娠中でなく健康な人にしてもらいましょう。それができないときには、生肉を扱うときには、ゴム製の清潔な手袋をするようにしましょう。生肉が接触したまな板、洗い場、包丁等は、よく洗い流しましょう。その後で、水とセッケンでよく手を洗い流しましょう。

すべての肉をよく加熱しましょう。肉の中心部からピンク色が失せて肉汁が出なくなるまで加熱しましょう。十分に加熱し終わるまで、味見はしないようにしましょう。
自分のネコがトキソプラズマに感染するのを防ぎましょう。屋内から外に出さないようにして、エサはドライフードか缶詰にしましょう。ネコは生肉や加熱が不十分な肉を食べてトキソプラズマに感染することがあるのです。ネコに肉を与えるにしても、十分に加熱した肉でなければなりません。ネコがネズミを食べてトキソプラズマに感染する可能性もあります

新しいネコを自分の家に入れるのを止めましょう。そのネコは屋外にいたことがあるかもしれないし、生肉を食べていたかもしれません。野良猫に触れるのを止めましょう。かかりつけの獣医に自分のネコに関してトキソプラズマについて相談しましょう。

ネコのトイレの掃除は、妊娠中でなく健康な人にしてもらいましょう。それができないときは、手袋をしてネコのトイレの掃除を毎日しましょう。ネコの糞の中のトキソプラズマのオーシストは、すぐには、感染する力をもっていませんが、1~5日で成熟して感染する力を持つようになるので、毎日掃除して早めにネコの糞を除去したほうが安心なのです。ネコのトイレの掃除の後は、水とセッケンで手をよく洗い流しましょう。

まぁ、とにかく、一言で書くと、妊娠中は生肉・土・ネコを重点的に気をつけましょうということですが、世の中にはマイナーですが怖い感染症があるということを、頭の片隅に置いておいてもらえればいいと思います。

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