こんにちは!今川先生(@hobohoikushi)です。
目次
保育園看護師になったときの心構え
今日は、以前書いた保育園看護師について、反響が大きかったので補足的なことというか、心構え的なことを書こうかと。
僕はもともと病棟看護師でした
僕はもともと看護大学を卒業して、何となくお給料のいい病院に就職しました。
仕事はもちろん一年目のペーペーだったので全くできず、先輩に怒られる毎日でした。その頃はなぜ怒られているのかもわからないくらい出来の悪い看護師でした。
とりあえず毎日激務をこなし、出来ないなりに頑張り、夜勤をこなし、人の生き死にをみたり、霊安室に見回りいったり、まぁステキな仕事でした。いや、看護師ってそんなんなんですよね~。
僕が保育園看護師になった理由
で、病院で働いてしばらくして、今の保育園の経営母体が保育園看護師(保健師)を募集していました。
子どもにかかわる仕事もしてみたかったので、とりあえず保育園ってどんなとこかなぐらいで、本当に思いつきで、面接というか、保育園に話を聞きに行きました。
そしたら、理由はわからないですがトップの人に気にいられてしまい、保育園に看護師として転職することになりました。
でも、保育園ってどんなとこやろ?
実習で1週間ぐらいは行ったけど、看護師としてどんな仕事するんやろ?と思っていました。
そして3月末に病院を退職し、4月から保育園で働くことになりました。
保育園で看護師として働くようになった僕
で、保育園に行くと、今の経営母体の方針で、看護師は赤ちゃんクラス(0歳児クラス)と兼任でがんばってくださいと言われました。
子どもは昔から好きだったのですが、赤ちゃんは触ったこともないし「どうしたらいいんやろ?」と思っていたら、ベテラン保育士が「とりあえず添い寝して」とムチャぶりな仕事を言ってきました。
『添い寝?ん?添い寝?横で寝たらよいのか?』
赤ちゃん泣いとるけど、どないしたら泣きやむんや?とか思いながら、横で寝て、トントンしてみました。

赤ちゃんはだいたい5ヶ月ぐらいの赤ちゃんだったのですが、僕の顔を不思議そうに見ながら、半目になってきたので「お、この子寝るぞ!」みたいな感じで、トントンし続けました。
今では考えられませんが当時は若かったのか、疲れていたのか、 僕も赤ちゃんと一緒に僕も寝てしまったんですね~!
幸い、ベテランの先生が器の大きい先生だった?ので、僕にも赤ちゃんにも布団をかけて、1時間ぐらい寝てたようです。
本当に今では考えられませんが、仕事中に寝るって…。
保育園看護師として保育園で働いて思ったこと
それが保育園での僕の初日の仕事ぶりでした。
そこから、色んな仕事を覚えていきました。
まず、離乳食を作りました。
幸い料理は一人暮らしが長かったので料理自体はできたのですが、リンゴをむいたことなくて、当時は毎日離乳食にリンゴを使ったので、毎日スーパーでリンゴ買って、自宅でむく練習をしていました。
赤ちゃんに食べさせて、寝かせて、遊んで、オムツ替えて、みたいなこと3ヶ月ぐらいしました。
そんなある日ふと思いました。
『今、僕がやっている仕事は、看護師じゃなくて完全に保育士の仕事やな。』
そうなんです!
保育園看護師って、基本的に保育士みたいな仕事になるんです。しかも、保育士は園にたくさんいます。
僕と調理員以外、全員保育士です。
なので、言わば『一人職場』みたいなものです。
保育園看護師が一人職場だと気づいた僕
保育園看護師は、保育士と同様に働きつつも、熱とか病気した子どもの看病をしたり、保護者に連絡したり、保健のデータを作成したり、色んな仕事があります。
でも、保育園看護師は基本、保育園に一人しかいないので、誰かに看護の仕事を聞くこともできないし、とりあえず、何をしたら良いのか、誰に聞いたら良いのかわからない状態が続くんですね。
何となく保育士と同様の仕事をこなして、しばらくして保育の仕事がわかりだして、保育のことを保育士に意見したら、保育士でもないくせに偉そうに!みたいな言われ方をしたこともありました。
いや、言われなくても「あなたは看護師で、保育士でもないくせに」とは少なからず思われていたと思います。
僕の場合は、それが悔しくて、男のプライドをかけて保育士試験を受けて、保育士免許も取得しました。
でも、それはあくまでも『自己満足』です。
保育園看護師にとって本当に大切なこと
本当に大切なことは、保育士免許を取ることも大事ですが、いかに、保育所で働いていくかです。

僕の場合は保育士免許を取りましたが、別に取っても取らなくても、看護師免許があれば、保育所で十二分に仕事をすることができます。
ただ、やはり仕事のことを相談する相手が欲しかったりします。
僕は男なので、多少女性の職場で外れたことをしても、あまり何も思われませんが、女性同士だと、やっぱり人と外れたことをすると目立ってしまいます。
だけど、せっかく保育園に勤めたのだから、保育園看護師として、保育園で自分のやり方で、自分には何ができるのかを考えながら仕事をすればいいと思います。
僕の場合は赤ちゃんクラスの担任だったので、
・泣き叫ぶ赤ちゃんをいかにして泣き止ませるか
・いかにご飯を食べてもらうか
などを考えながら仕事をしていましたが、やはり勤めた当初は赤ちゃんの泣き声が耳から離れませんでした。
でも、何か自分にできることはないかな?とか考えているうちに、
・例えば、この子は抱っこしながらなら寝てくれるんや!
・この子はトントンを割と強めでいくと寝てくれるんや!
など、その子の特色が見えてきました!
そこからは、子どもを寝かせる技術を磨き、その時はクラス担任が僕を含め3人、子どもが9人だったのですが、他の先生が、いないときでも、9人同時に寝かせる技術なんかがついていきました。
そのうち、『今川君はマジシャンみたいやな!』と言われるようになりました。
ある先生は『睡眠のプロ』とか、『眠りの今川』みたいな、名探偵コナンの眠りの小五郎みたいな愛称で呼ばれるようになり、嬉しいやら悲しいやら何とやら。
長年保育園看護師として働いた僕の出した答え
さすがに10年以上勤めた今では、後輩に指導したり、保育のことに口を出そうが、「あなたは看護師だから」とか、「あなたは保育士免許持っているから』などではなく、一人の人間として見てくれてる印象があります。
なので、僕が思うのは、とりあえず保育園にいってがんばって働くこと。
で、働いてみて、自分なりに何ができるか考えてみる。
または、考える前にやってみる。
それから、怒られても、とりあえず笑っとく。
あと、怒られるにしても、怒る人は起こる人なりの意見があるので、もし、いい意見なら取り入れる、役に立たないものは捨ててしまうか、忘れてしまうのがいいですね。
答えにはなってないかも知れないですが、これが僕なりの今思ってることです。
なので、迷って、悩んで、苦しんでいてもいいんです。
その中できっと何か見えてくると思います。
どちらにしても、『なるようになる』です!
サラッと書いていますが、激動の10数年だったのではないでしょうか?
今は、乳幼児突然死症候群も言われていますし、0歳児は特に神経を使うと思います。
>当時は若かったので、寝かせると自動で寝てしまうシステムが僕の頭の中に組み込まれていたようです。
自分も現場マンの1年目の時に、現場への移動中に寝てしまい。(運転は先輩)こっぴどく叱られました。(笑)
車の揺れね、心地いのですよ。
>どちらにしても、『なるようになる!』です♪
日々、考えて行動していけば答えは自ずと出てくるのかもしれませんね。
投げださずに続ける事が一番の近道なのかも。
こんばんは♪
そうですね〜!色々あった10数年でしたね〜★
赤ちゃんも、僕が入った当初は、睡眠のチェック体制もなくて、睡眠のチェック体制を整えて、SIDS予防に少しでも効果があればと試行錯誤した時期もありました。
って、自分も寝てしまってますが、今は完全覚醒してますよ♪
でも、我が子の寝かしつけ(今も寝かしつけ中)の時は、一緒に寝てしまうこともしばしばありますね〜^^;
そう、最後の一文は、ほぼ自分に日々言い聞かせていることで、なるようになると思いながら、日々仕事やら、私生活を送ってます♪