保育所でのアレルギー食の提供について

みなさんこんにちは◇ほぼ保育士です♪
いや~、横浜市の保育所待機児童いなくなりましたね~!グラフを見ると3年で急落しているのですごく驚きました(*_*)
で、このタイムリーにこの話題を書こうと思ったのですが、もっと興味深いニュースがあったのでそちらを取り上げてみたいと思います。

<給食>アレルギー対策で卵と乳製品排除 千歳の全保育所
 
北海道千歳市は6月から、市内の全保育所の給食で、卵と乳製品の使用をやめることを決めた。食物アレルギーのある園児に原因となる食材を誤って提供する事故が2件相次いだことに伴う措置で、市は「人為ミスを防げない以上やむを得ない」としている。ただ、一律に給食から除く対応は異例で、疑問の声もあがっている。
最初の事故は市立末広保育所で3月19日、小麦アレルギーの男児(3)に小麦粉を使ったシチューを提供。約1時間後、せきや手が赤くなるなどの症状が出て一時入院した。
給食は市保育課の管理栄養士が作成した献立を基に、各保育所内で委託業者の調理員が作る。食物アレルギーの園児には原因食材を抜いた献立(除去食)を用意することになっているが、このときは小麦粉不使用のシチューを作り忘れた。さらに給食のお盆には原因食材(小麦)を書いた札が張られていたが、確認しなかった。
事故後、市は▽前日に除去食が必要な子供の名前と除去食材を表にする▽当日朝に全調理員で表を確認▽給食をお盆に載せる際に複数の調理員で確認-など新たな対策を決めた。
ところが、4月25日には同じ保育所で卵アレルギーの園児4人に、卵を原料に含むハムが入ったおやきを提供し3人が食べていたことが発覚。卵が微量で症状は出なかったという。だが、前日に作成した除去食対象者の表を確認せず「ハムを抜いたおやき」を作り忘れたうえ、全調理員による調理後の確認もしていなかった。
給食の食物アレルギーをめぐっては、東京都調布市で昨年12月に小5の女児(11)が死亡する事故も起きていることから、千歳市は市立2カ所、民間7カ所の全保育所で卵と乳製品を使わないことを決めた。市保健福祉部の原文雄部長は「確認作業の徹底だけでは再発の可能性がある。子供の命を守ることを最優先に、あらゆる対応をしたい」と話す。
これに対し、全国学校栄養士協議会の市場祥子相談役は「卵と牛乳は栄養価が高く、成長期の子供に食べさせたい」と指摘。KKR札幌医療センター(札幌市豊平区)の高橋豊小児センター長は「一律に除くという対応は、全国的にほとんど例がない。調理員が手順を徹底すれば大部分の事故は防げる。他にやるべき対策はあるはずだ」と話している。
とのことです。
まず、思うことは、間違えたから全部抜く?とのことです。確かに、保育所のアレルギーガイドラインには、全か無か(例えば、卵がダメな子がいたら、アレルギーを細かく分別しないで、卵を全部抜いたりする)を書かれていますが、それは、アレルギーを持ったお子さんに対する話であって、アレルギーを持っていないお子さんに対しては、なぜ抜くの?みたいな感覚があります。
で、この一文。“市保健福祉部の原文雄部長は「確認作業の徹底だけでは再発の可能性がある。子供の命を守ることを最優先に、あらゆる対応をしたい」と話す。”と言っておられますが…。いやいや、他にできることあるでしょ?
人為的ミスが防げないという『言い訳』をしていますが、完全に確認不足だと思います。僕が務めている保育園では、まず、栄養士が献立を立てる(1回目のチェック)→栄養士と調理員と担任と看護師(僕です)が集まり、個別に献立表を見てチェックを行う(2回目のチェック)→保護者に献立表(個別チェックしたもの)を渡し、確認してもらう(3回目のチェック)→朝、全員で、朝礼にて献立表を確認する(4回目のチェック)→調理員が給食を作る際の確認(5回目のチェック)→給食を取りに来た職員と調理員が声を掛けながら確認(6回目のチェック)→給食を配膳する際、再度献立表を確認する(7回目のチェック)
と、これぐらい、確認をしています。もちろん、必ず声を掛ける、わからないことはその場で必ず聞くというのも徹底しています。
配膳の際のトレーも、アレルギー食の子は色が全く違います。(普通食:黄色とアレルギー食:ピンク)コップの色も替え、間違いのないようにしています。
と、これぐらいの確認をしていても、誤食がないとは言い切れません。しかし、北海道某市の自治体では、ここまでの確認をしたのでしょうか?
安易にアレルゲンを抜くことはできますが、その前にできることがきっとあるはずです。うちの保育園で、同じようにアレルギーのない子にも、卵も牛乳も小麦も大豆も入っていない給食を提供しようものなら、絶対に、絶対に、保護者の方々から反発が出ると思います。
安全第一はわかりますが、保証しなければならない栄養源を抜いてしまうのは、いかがなものかと、本当に思います。
各々考え方は様々ですが、あくまでも、僕も考え方ですので、アレルゲン抜き大歓迎という方も、もちろんいると思います。その考え方も、給食を提供する側からすれば、まぁ、大事故は防げるかなという思いはあると思います。
しかしながら、本当に努力をした結果そうなったのか?努力をしないでそうなったのかでは大きな違いがあると、僕は思います。僕もがんばります(-_-;)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です